
BSPのサイズでしばらくはまったりしました。何で1/8と1/4の間に6/17があるんでしょう?ともあれ、スピゴット共に再オーダーし、他にも何やかんやとありましたがようやく無事に取り付けにこぎつけました。Oリングがキャブの取り付け口に付かないタイプなので液体ガスケットを入念に塗布し装着。コックをON!しばらくしてもガスの滲みや漏れも無いようでほっと一息。いよいよエンジン始動。パイロットを色々触ってキックしていると薄めになっているようだったので、濃い目にしていきティクラーとの併用で無事にエンジン始動。おぉー、アイドリングしてる。スロットルから手を離してもエンジンが止まらないのはGPからすると変な感じ。そろそろと乗り出すと開け始めあたりでぼこ付きがあるものの、それを越えると良さそうな感じ。プラグを見ると薄いようで、濃すぎて悩んだGPの時とはうって変わって逆に濃くしてあげる必要がありました。 結果的に、ニードルの段数とカッタウェイの番手を下げ、メインジェットも20番ほど取り敢えず上げてみると普通に乗れるようになりました。後は、パイロットジェットを5番上げる、そしてニードルをB社からS社の物へ変えてみるかも。(長さが若干違う、B社製の方が少し短いのでこのままでいいような気もするが、ひょっとすると太さが若干違うかもしれない?)

さてさて気になる使用感。やはりアイドリングの恩恵は多大です。これまで、ハイビーチやエースに出かける時には、渋滞に巻き込まれない時間帯を敢えて狙ったり、反対車線をチェックし、もしも渋滞だったらその時点で帰る事を考えてかなり萎えてましたが、その憂鬱さから開放される事は「気軽に乗れる」といった面で最高です。渋滞に巻き込まれるとハイギアードな仕様が仇となり、半クラで回転数を上げて少し進みは止まり、ニュートラルに入れては一速に、その間もスロットルをあおり続けながら車の隙間を縫う、右手を離せないのでしびれて来る、手首が痛くなる・・・といった最強に不快な時間を過ごさなければいけませんが、これでかなりのストレスは開放されます。それにブリッピングの所為で、傍の車から投げかけられる「ハイハイ、分かった分かった。」という様な視線からもおさらばです。

そして、肝心の走りでは、4,000-4,500千回転ぐらいまでで楽しむならばらそれほど変わらない気がします。通常のクラブマン仕様だと5千回転弱で70マイル(時速112km)にはなるので、街乗りでは十分でしょう。一気にスロットルを上げても結構付いてきますし、がっかりするどころか、やるなぁと感心しました。ただ、穏やかな印象があり、GPでのエキセントリックさには適いません。較べてみると、GPの4,500回転ぐらいからの回転の上昇フィーリングはさすがで、突き抜けるような感じはコンセントリックだと希薄な気がしました。そして、GPならではのクゥーンという鳴くような吸気音、そしてスロットルを全閉するからこそでしょうか、Twitteringもこちらに軍配があがります。装着した外見は、部屋で組み立てて遊んでいた時は1000シリーズは大きいなぁと思っていましたが、実際に装着して見るとこじんまり。別体フロート、巨大なスライドが収まる無骨なGPの存在感はやはり大きいものです。始動性もよく話に上がることですが、GPでもコンセントリックでも慣れればどちらでも一緒です。コツが分からない時は、結局どちらのキャブでも全然かかりませんもんね。慣れれば1発、2発でどちらも大丈夫。
と、諸々踏まえた上で行き着くのは、そのバイクが元々どのような状況を想定してつくられたか、ということだと思います。BSA GOLD STAR Clubman仕様はスタンダードで、クロスレシオのギアボックス、そして最大口径のGPキャブが装着されたマン島クラブマンレースを念頭において製造された、そして人気を博したモデルです。ハイスピードコース&コーナーのためのマシン故、街乗りには全くもって不向き。楽しむには、そういった相応しい状況下に於いて、本来の楽しみが生まれます。それを、ストップ&ゴーが多い街乗りしやすいように、アイドリング付きのキャブに変える、スタンダードボックスへ換装することは楽になる、そして楽しみを拡げる反面、本来の楽しみを削ってもいるとも言えるかもしれません。何のためのBSA GOLD STARなのか、それを改めて考える機会になりました。
じゃあGPにすぐ戻すかって?いやいや、しばらくはこれで楽させてもらいます。笑 1つのキャブを完成させるために、結局合計3つを入手して組み合わせたので! 36mmはボディに少し歪みがあるようで上手く行くのやら。街乗りにはこのサイズの方が向いているでしょうか? 34を付けられる方もいるようですね。それとも次はMk2で遊んで見ても・・・ B社からコンバージョンキットがありますもんね。 あ、そういえば油面調整が可能なフロートが発売になりましたね。

オイル侵入でグダグダになったクラッチは、サフレックス製を奮発。レベルゲージから垂れてくるオイルを気長に待たずにナットを閉めてしまったことが、オイルの量を多めにしてしまった原因でした。クラッチバスケットの端っこの隙間からオイルが入ってしまったのでした。今回は垂れるオイルをじっと放置しておいたところ、結構な量が出てきて驚きました。せっかちでしたねー。今のところ、順調にスパッと切れて、スパッと繋がります。だから逆にスタートに気を使いますが。
雨、雪で道路の凍結が多かった最近、曇り・晴れ間を縫ってキャブセッティング。何かやることがあると寒くても何時間も外で作業してますが、何の問題も無い時はその根性はないもんです。街乗りの恩恵を存分に楽しむため、南ロンドンのMaster Tosh氏のガレージまで下道を使い、中心地を通って走っていくことに。East FinchleyからHighgate, Hamstead Heathを抜けて、 Swiss Cottage, Hyde Parkを快走してようやくセントラルのBaker Streetに到着。いつもと同じようにニュートラルから一速へ入れて発進、二速へ入れた瞬間に後輪ロック! 最初何が何だかわからずに、クラッチをまずは切るものの、それでも後輪滑ってる?運良く、後続車に轢かれはしませんでしたがギアボックスの異常!? 道半ばでレスキューコールと相成りました。この冬の残りはようやく出番が来たSTDボックスへの換装、そして問題の解決に費やしそうです・・・ コンセントリック&STDギアボックスとは完全街乗り仕様になりますねー。でも一度はいいかも?と前向き思考で楽しむとしましょう。

やれやれ。