New Year, New Home 2011

ご無沙汰しておりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか？ 新しい年があけてしばらく経ってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。ここしばらく更新していなかったにも関わらず、当ブログ＆ウェブサイトをご覧くださってありがとうございます。ふとした時にこれまでお世話になっている方々や、ご注文を下さる方々への感謝の気持ち、支えられているという実感が沸々と湧き、「本当にありがとうございます。」とかみしめることがあります。これまでいただいてきた、大きすぎるほどの恩に報いるためにも、自分なりに頑張っていきますので、本年もマイペース、そしてスローライフではありますが、見守っていただければ幸いでございます。

イギリスでのクリスマスは、日本で言うお正月のようなもので、皆それぞれの家で家族と過ごすため、街全体が静まり粛々とした雰囲気、というのが通例です。そんな時期に引越しを行いました。これまで住んできた屋根裏部屋を抜け、今度は地上一階へと。

Well, how is it going? Sorry for the silence for a while. Hope you had a nice, calm and peaceful Christmas and New year. Me? I was busy for moving around that time and had to sleep surrounded by loads of boxes on Christmas day!

屋根のシェイプが特徴的な、1920年代の建物。愛車のRudgeとの一枚。原動機「無し」自転車＝ようするにチャリンコでございます。50年代のものなので、既にRaleighのライセンスの元生産されていたそうです。BicycleとMotor Cycleとの共通点、発展が垣間見れて奥深いです。電装部品にLucasが使われたり、ギアはSturmy Archerだったりするところも英車好きの心を存分にそそります。

My new flat, built in 20's and my another 2 wheeler without an engine, 50's Rudge. I was surfing on the internet for Rudge Motor cycles then bumped into the bicycles then you know, I got into it.

新居にはガレージ、とまではいきませんが所謂「軒下」という屋根のでっぱりがあるので、そこが整備スペースに。これまで交通量の多い通りに面した青空整備だったので、ガキんちょが寄ってきたり、アル中のおやじ（と思ったら元、とあるMCクラブメンバー）と妙な知り合いになったり、雨風や夜間の暗さに苦しんだりしましたが、それともようやく卒業です。これからワークベンチなどを入手予定。リビングルームの隣で整備できることが最高です。

This is my new workplace for my bikes. I used to have to work on my bikes just simply outside, along High Road, there were some good encounters and some not so good encounters but no more bothering!

新居での一杯。こういったアイテムも細々と集めてきていたので、これからは大活躍です。

庭にはリンゴの木、落ちたリンゴを突きに色々な鳥がやってきます。

マン島への旅でくたびれたブラックタンクを一度全部剥がして再塗装を行いました。前回よりも遥かに時間をかけましたが、まだまだ完璧な仕上がりではありません。塗装も本当に奥が深い・・・そのついで？に再びキャブレターを変更、既に試した38mmから今回は36mmへ換装。街乗りで楽しむにはこれが凄く良いですね～。中低速での反応が機敏なので、高回転を使わない街中でも楽しめます。ファンネルの形状の所為か、吸気音も大きく、中々興奮させてくれます。マン島をGPで存分に楽しんでしまうと、街中でのストップアンドゴーをアイドリングの無いGPで延々と行うことに嫌気がさしてしまいました。「セミ・レーシングマシン」と構えると気持ちよく乗れる回数はかなり限られてしまいますし、普段の足としてそのマシンを言わばデチューンしてしまい乗りやすくするのもどうかと思います。そんな気持ちはシーソーみたいなもので、ゆらゆらとしますが、その時の気分で自分のマシンと向き合うのも一つの付き合い方ではないでしょうか。

Changed the petrol tank again from the Alloy one to repainted black one. And also changed the carb from GP to Concentric 36mm. You may say, " is it because of the difficulty for starting?" but it is not. Once the setting is done correctly, it can be started as easy as the concentric. You may also say "Why not 38mm?", it is because that I already tried that size before so this time, wanted to try one size smaller to see how it goes and the result was very good for riding in town. It responds very quick and smooth at low rev so more fun for in-town use. But this is a semi-racing machine so there is always dilemma if you keep the bike with RRT2 and GP for great Isle of Man riding or for easy town riding.

カーテン作りの手伝いも少々。相方はオーダーメード専用ソフトファーニッシャー（ハンドメイドカーテンなどのインテリアを製作する職人）なので、新居のカーテンやらクッションカバーやらベッドバランスやらを製作。豆知識ですが、写真の金属製の指貫はテーラーで使われるもので、トップが覆われていないもの。

Helped making the new drapes a bit, lots of hand stitching amazingly!

カーテン作りも奥が深い。ただの布と思う無かれ、これはフレンチ・プリーツというトップ部分の仕上げ。しっかりした厚手の生地なので落ち感にボリュームあり。オーダーメード・カーテンは、縫い目を極力表に出さないようにするためにハンドステッチが多用、高額になるのも納得。

New friend?

大家さんは元Ton up Boysの方。一番上の写真は彼のお兄さんと写った1956年の一枚。

元々、家の前で整備中に彼が声をかけてくれたのが事の始まり。地元の駅周辺で自分のことを頻繁に見かけていたそうで、古いトライアンフと東洋人？とコンビネーションが珍しくてどこに住んでるんだろう？と思っていたんだそう。そしてある日、たまたま家の前で整備していたのを偶然見つけて、思わず声をかけてくれたとのこと。そこから2年経った今、彼の持ち家の一軒に住むことになるとは縁とは不思議なものです。

ちなみにその出会いの後に、彼の家に遊びに行かせてもらった時の写真がこちら。
http://jhv692k.exblog.jp/10574250/

Motorcycling gives me all good things.

These photos are on the wall of my landlord. He talked to me when my working on my bike about 2 years ago. He used to see me riding Triumph around the local and wondered where I lived and one day he found me. After that, I visited him to see his Velocette and then 2 years later, I ended up in one of his flats. Thank you, Subhash for talking to me on that day otherwise this would have never happened!

今年もモーターサイクルが与えてくれる「縁」を大事にしていこうと思います。