窓の目の前にある木はどうやら蝉のお気に入りのようだ。昨日は脱皮のピークだったのか、目の前で殻を破り、ゆっくりと出て、向きを変えて翅を伸ばす様まで観察する事ができた。生まれて初めて見る光景に有難さを感じたのだが、よく見るとその木には他にも何匹も「これから脱皮」を控えた蝉達がいて、時間を置いてあちらやこちらでその模様が展開されていた。英国に戻る前に貴重な日本の夏を楽しめた一時だった。
ゆっくりと時間をかけて。脱皮は日が暮れるころ。
向きを変えてぶら下がる。翅を乾燥、整える。
一皮向けた大人とこれから大人になる蝉。
葉っぱにわざわざつかまらなくてもね。
これは珍しい。何ゆえにダブル?